十字のモチーフがあるかんざしと根掛けです。 かんざしに彫金されている家紋は、木瓜紋を横に長い十字の形に描き、更に周りを十字の枠で囲った中津木瓜紋。この紋自体は古くからあるものですが、中に十字、外に十字と二つの十字を持つことからキリシタン信仰の厚い一部の信徒に好まれたとされています。 金色の十字玉の根掛けは、ガラスの中に薄い金箔を張って作られています。その造りは古代金とんぼ玉と呼ばれたゴールドサンドイッチのビーズに似ていますが、中が本金かどうかは分かりません。またガラス層が吹きガラスのようにかなり薄いので、割れているものや割れたガラス片が紐に残っている部分があります。実用には向きませんが、珍しい物ですので資料やコレクションとして興味深い品ではないかと思います。 以上を踏まえた上で、ご了解いただけた場合のみ購入ご検討ください。 家紋かんざし　和装小物　Antique　Japanese Kimono Jewelry　collection　コレクション　金工細工　時代物　彫金　真鍮　キリスト教　潜伏　隠れ　禁教